バーチャルエンターテインメントが切り開く未来!遊びながら「学ぶ」「働く」「暮らす」時代がやってくる?

近年、インターネット情報伝達の急激な高速化によって、バーチャルな世界観を家庭でも簡単に味わえるようになってきました。

バーチャルとは仮想的な空間を意味しますが、現在ではよりリアルに近い空間を作り出す技術も発達し、一見するとバーチャルとリアルの区別がつかないほどです。そんなバーチャルな世界で自分のアバター(分身)を作り出し、仮想空間で遊ぶというのもトレンドになっています。

今回は、そんな「バーチャル」と「リアル」がひとつになって生み出される「未来」を想像してみましょう。

バーチャルとリアルがひとつになる世界

いま、バーチャルの世界アバターが活躍するという発想は、さまざまなコンピューターゲームなどで用いられ、「遊び」の中で人気を博しています。しかし、これからは今以上に「学び」や「暮らし」の中にも進出し「働く」世界にも浸透していくことでしょう。

ここではそんな日常の中で、どのようにバーチャルな世界が広がっていくのかを検証してみたいと思います。

バーチャルで学ぶ

これまでの「勉強」は、教科書とノート、鉛筆などを使い、紙に書いた物を頭のなかで具現化して考え、覚えるというのが普通でした。しかしバーチャル世界においてはVRなどを使い、自分自身もアバターで仮想空間に飛び込み、宇宙や細胞、物理、歴史などざまざまなジャンルにおいて立体的に学ぶことが可能になります。例えば、歴史ひとつ学ぶにも、地球の誕生から現代まで、タイムマシンに乗って自由に歴史を旅できたりすれば、子どもだけでなく、大人も興味深い学びができるでしょう。

バーチャルで働く

遊びながら働くというと「???」と思う方もいるかもしれません。しかし、バーチャル空間を使うことで、これまでに会社にあった無駄や障害を無くすことができる可能性があります。ここで例えをひとつ。会社での企画ミーティングで、自分の意見を言いたいけど、上司や先輩などの顔色や序列に気を使うあまり、会社のシステムや慣習に「それはおかしい!」と意見できないということがあると思います。一見幼稚に見えるかもしれませんが、これがバーチャル会議で、自分とは違う匿名のキャラクターを使って意見できれば、自分の想いを会議で発言できるのではないでしょうか。最近では、会社も変わり、縦の序列が無くなってきているとはいえ、大企業になればなるほど過去の慣習が残っています。そんな場でも、バーチャルな世界は浸透していくでしょう。

バーチャルで暮らす

バーチャルはすでに暮らしの中に浸透しつつあります。テレビ番組を観ていても、バーチャル映像は頻繁に見られますし、スマホのアプリなどでも多用されています。

しかし、高齢化が進む現代では、さらに深掘りしたバーチャル世界を体験することができれば人生をより豊かにすることが可能になります。歳をとって身体の自由が利かない高齢者にとって「若いうちにもっと旅行したかった」とか「世界中の美術館を巡ってみたかった」という人も多いでしょう。また、いま紅葉している神社仏閣に行きたいと思う若い人も多いはず。そんな自由を可能に出来るのもバーチャル技術のひとつです。いまでは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などを総称する「XR」技術も進み、リアルな世界以上の体験を自宅でもできるようになりつつあります。これらを利用すれば、いつ、どこにいても、だれもが行きたいところへいけるという世界がやってくるのです。

バーチャルな世界でも、自宅に居ながらにして、よりリアルに近い宇宙旅行にいける日も近いでしょう。

このように、現状ではバーチャルエンターテインメントと聞くと「ゲームの世界」というイメージがありますが、これから学校でもプログラミング学習が進み、より一層家庭でもオンラインを利用する生活が浸透すれば、近い将来、バーチャルとリアルが常に側にある生活環境が整っていくことでしょう。

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