アメリカや中国などの海外で大きな人気となり、近年では日本国内でも注目度が高まっているのがeスポーツという新しいエンターテインメントジャンルです。
コロナ禍において外出機会が減ったことで家庭内でのゲーム需要が増えるなか、eスポーツのさらなる人気の定着が進んでいます。
今回はそんな注目すべきeスポーツで、特に海外で人気の高いゲームのジャンルについて考察していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。
第1章 日本におけるeスポーツのポジション
日本でのeスポーツの認知度や地位は、世界水準からみればまだまだ発展途上といってもよいレベルです。しかし、もともと電子ゲームにおいては高い技術とアイデア、そして長い歴史を持つ日本にとっては、いちど人気に火が付けば大きく盛り上がることは想像できます。
日本で一般的に人気のゲームと言えば、どれだけの売上高やソフトの本数、アクティブなプレイヤーがいるかといった指数から選ぶのが一般的ですが、eスポーツにおける人気度はプレイヤーが感じる魅力ではなく、ゲームプレイのオーディエンスが「観て面白い」と感じるかがポイントになります。
そういった点でも、日本におけるゲームの位置づけは「観るもの」ではなく「プレイするもの」であることに重きがあり、「オーディエンス」よりも「プレイヤー」のほうが重視されているということになります。
第2章 eスポーツの観やすさとは?
eスポーツ観戦、すなわち電子ゲームの対決を観るという行為において必要となる要素にはいろいろなポイントがあります。ここでは、日本ではまだ浸透しているとは言えないeスポーツの魅力と、海外で人気のあるeスポーツのゲームジャンルについて考察してみましょう。
スポーツの観やすさはルールが分かりやすいこと
eスポーツにおいてその競技が観やすいということは、ルールが分かりやすいことに直結します。リアルスポーツにおいても、タイムを競う競技や点数を争う競技に人気があるのはルールの分かりやすさが影響していることは明白です。eスポーツにおいてもそれは同じで、やはり観ていてルールや勝敗が分かりやすいゲームに人気が高い傾向にあるのです。
一発逆転できるドラマがある
これもリアルスポーツとeスポーツに共通しているポイントで、途中までは一方的な内容でも、ある程度の逆転要素があることは観ているものにとって大切なポイントです。
格闘ゲームやパズルゲームでも、戦術によって逆転できる要素があることがプレイヤーやオーディエンスにとっても重要です。ドラマティックな結末があるかもしれないという期待感が、ゲームオーバーを迎えるまでの緊張感と大きな楽しみでもあるからです。
適切なプレイ時間
eスポーツの対戦時間が長すぎることは、プレイヤーだけでなくオーディエンスにとっても大きな負担になります。リアルスポーツの観戦とは違い、eスポーツのイベントでは1日に数回の試合を観戦するので、1つの対戦に何時間もかけることはことは不可能です。
サッカーゲームや野球ゲームにおいても、通常の試合に比べると半分以下のプレイ時間で行われています。
第3章 人気のあるeスポーツのジャンルとは?
eスポーツの魅力は、何と言っても性別や年齢に関係なく対戦できるところです。そんな中でも特に人気のジャンルは「チームプレイ」で「キャラクター性がある」「対戦型」のゲームです。
海外で開催されているる世界のトップレベルの大会では、じつに賞金総額が10億円を超えるような大会も開催されており、今後もさらに発展することが確実視されています。
もしもあなたがeスポーツに参戦したいと考えているなら、これらの要素に沿った海外でも競技実績のあるゲームのテクニックを磨くことをおすすめします。
少しでもプレイヤーとオーディエンスが増え、日本はもちろんのこと、世界中にeスポーツの人気が拡大していくことを期待します。