利用者激減のカラオケ店が進むべき道!生き抜くにはビジネスアイデアの二毛作や三毛作で活路を見いだそう

コロナショックによる感染被害や風評被害も相まって、カラオケボックスが打撃を受けています。

 

高齢者が昼間から密に集まってカラオケに興ずる「カラオケ喫茶」の集団感染を引き金に、カラオケそのものが悪いかのような印象を与え、長い間カラオケボックスなどの店舗も休業を余儀なくされていました。そもそも密室で大きな声をだして歌うカラオケでは、飛沫感染のリスクは避けられません。

 

歌を大きな声で歌うことがカラオケ店の目的であり、だからこその整った音響と防音設備です。しかし、この設備を他のことに利用できれば、カラオケ店は活路を見いだせるのではないでしょうか?

 

今回は、他にはないカラオケ店の設備を活用できる方法を検証し、これからのカラオケ店の可能性を探っていきましょう。

 

 

第1章 カラオケ店の設備と営業時間

 

カラオケのお店には他にはない設備が整っています。それは、優れた防音設備であり、飲食を提供できる厨房設備。ボックスタイプであれば、大小含めた完全個室です。

 

コロナショックによって、多大な影響を受けたカラオケ業界において、今後はこれらの設備を活用し、これまでにないサービスの提供をすることが、アフターコロナの活路を見出し、勝ち組産業へと移行できる道なのです。

 

さらにカラオケ店の営業時間も、基本的に商業ビルなどでも独立した形で入居している場合が多いのである程度自由に設定できます。その強みを活かして、カラオケだけではない、他の利用者に空き部屋を提供することが可能になるのです。

 

 

第2章 カラオケ以外の利用法

 

まず、カラオケ店の設備を細分化して考えます。

 

カラオケ店にある設備

1.カラオケと音響設備

2.防音、空調設備が整った個室

3.飲食物を提供できる厨房設備

 

この3つを組み合わせることで、新たな需要が考えられます。

 

カラオケボックスとして

もちろんカラオケボックスは、そのままの使い方として利用価値があります。しかし従来通りのままでは、その利便性を活かしきれないでしょう。

 

例えば飲食店としての力が弱い場合には、デリバリーや持ち込みを強化することで解消し、その分の部屋の提供代をあげるなど、くつろいで美味しいものを自由に飲み食いできるカラオケ店として営業する方法です。

 

レンタルオフィスとして

昼間の比較的空いている時間帯であれば、Wi-Fi設備を整えてレンタルオフィスとして利用していただくことが可能です。オンラインで仕事をする人が今後増えることを考えても、その利用価値は高いものです。特にリモート会議などは、家でいると子どもやペットの邪魔が入るといった問題が話題になっているだけに、全面的に打ち出しても面白い戦略になるでしょう。ポイントは短時間からロング利用まで幅広くサービスできる体制です。

 

レンタルスタジオとして

カラオケ店のような防音設備を備える部屋がある場所は少ないもの。そこを活用してバンドの練習、クラブ活動での練習や演劇のセリフ合わせなど、大きな音や声をだす練習が心おきなくできるという数少ない場所としての需要が見込めます。

 

飲食店として

もともとカラオケボックスなどのカラオケ店は飲食の提供も行っており、ドリンクや簡単な軽食は提供できるだけの設備があります。しかし今は、居酒屋などでも他のお客さんに気を配らねばならず、落ち着いて自分のグループでくつろげない状況です。

 

そこで、カラオケ店の個室を飲食店として利用してもらい、ドリンクと軽食以外のフードをデリバリーなどして近隣のお店と協力して用意すれば、十分なパーティールームとして利用できます。完全な個室なので、他のお客さんに気兼ねなく飲み食いできる数少ない場所になるでしょう。

 

 

第3章 カラオケ店が提供できるこれからのサービス

 

このようにコロナショックに苦しむカラオケ店ですが、アフターコロナを考えるにあたっては今ある設備を出来るだけ利用していくことが生き残りの最大のポイントです。

 

この状況で、今後にカラオケ業界に新規参入する企業も多くは現れないであろうレッドオーシャンで勝ち残る方法はまだまだあります。出来得る限りのサービスと知恵を出せば、十分に勝ち残るポテンシャルがあるカラオケ店。今後の事業形態に注目です。

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