番組制作にかかる費用はいくら?今からメディアに参入することはできるのか

いつも見ているテレビ番組ですが、その番組の制作にそれほどの費用がかかっているかを知っている人は多くはないでしょう。

実際、制作にかかる費用はテレビの業界にいないと分かりませんし、どうのような費用が発生するかもピンとこないもの。

そこで今回は、そんなテレビ番組の制作費用の内訳や相場、また、今後にテレビのメディアに参入して活動することが可能なのかを検証していきたいと思います。

テレビメディアに興味のある方に、ぜひ参考にしていただければ嬉しく思います。

テレビ番組の制作費

皆さんが見るテレビ番組といえば、まず思い浮かぶのがドラマやバラエティー番組など、いわゆるゴールデンタイムと呼ばれる「19時~22時」までの番組ではないでしょうか。

ゴールデンタイムの番組には、いまが旬のタレントがそろって出演しています。

ここでは、そんなゴールデンタイムの番組制作費を例にとって見ていきましょう。

ゴールデンタイムの番組制作費

ゴールデンタイムの番組制作には、番組の内容によっても変わりますが、だいたい2000万円~5000万円ほどの予算がかけられます。1時間番組でもこれくらいかかるので、特番やスペシャル番組を豪華なキャストで制作する場合は、数億円単位の製作費をかけることも珍しくはありません。

番組スポンサーの役割

このような制作費は、番組スポンサーから資金を提供されます。番組の間に流れるCMや、番組の前後にながれる提供や協力などのテロップで出されるのがスポンサーです。

その内容もお金であったり、自社の商品を提供したり、その両方であったりとさまざまです。

スポンサーと視聴率

番組制作側とスポンサー契約を結ぶにあたり、スポンサー企業はその番組の視聴率を予測してお金を出します。当然ですが、高い視聴率を稼げる番組は、より多くの視聴者の目に触れるのでスポンサー料が高くなります。

このように、番組制作側はより高い視聴率を目指し、スポンサー側はより視聴率の取れる番組を選んで資金協力するのです。またスポンサーは、その番組の視聴者の性別や年齢などを予測し、どのような商品をアピールするかを考えるので、番組の内容にも大きな影響力を与えます。

番組制作費とその内訳

1つの番組を制作するにあたり、そこにはさまざまな費用が発生します。

スポンサーから得たスポンサー料から、その費用を差し引いた差額が番組制作会社の利益です。ですので、もしも出来た番組の内容が面白くなくて対価に見合う視聴率を稼げなかった場合、最悪は次の仕事がなくなるという可能性もあるので、手抜きはできません。

番組制作費の内訳

では、その膨大な番組制作費はどのような内訳で使われるのかをジャンル別に見ていきましょう。

1.番組制作に関わる人件費

・出演者やナレーターなどの出演者の出演料

・ディレクターの給料

・放送作家へのギャランティー

2.番組編集費用

・映像編集費用

・音声編集費

・テロップ編集費用

3.スタジオのセットや美術の制作費用

4.衣装リース費用

5.ロケバス使用費用

6.お弁当代

7.その他

以上のような費用が必要になります。

また、内容によっては保険費用などのイレギュラーな費用が発生することもあります。

番組の内容と制作費 

テレビ番組にはいろいろなジャンルがあります。そんな番組のジャンルによって、どのように制作費が変わるのかも見ておきましょう。

番組のジャンルで変わる制作費

バラエティ番組は、高い制作費の番組では3000万円から4000万円ほどが予算になります。

また、お昼の情報番組の場合は1000万円前後がほとんどです。時間帯的に限定されたスポンサーしかつきにくいのが原因です。

一方で、制作費が高そうな音楽番組では1000万円から2000万円ほどがほとんどです。音楽番組の場合はアーティストの出演料が制作費の大きな割合を占めますが、アーティスト自身のプロモーションが目的で出演するので、出演料が安くても出てもらえるのです。ですので音楽番組は意外に制作費を抑えることができるジャンルなのです。

ドラマの制作費は一話あたり1000万から高いと5000万ほどで、超人気ドラマは1億円というドラマもあります。各テレビ局の主力ドラマはかなりの制作費をかけて作られています。

テレビの制作へ参入

以上のように、テレビ番組の制作には膨大な費用だけでなく、ヒトもモノも必要です。

しかしテレビはまだまだ大きなメディアであるために、面白い企画があれば採用するスポンサーも多いことでしょう。

もしもテレビ制作に参入するのであれば、「素人もの」「企画もの」「バラエティ」がおすすめです。素人ものはなによりも安く作れますし、最近大当たりしている番組も素人ものが多くあります。成功のカギは「タレント」です。能力のあるタレントを発掘して、プロフェッショナルなタレントに育て上げ、自らが一緒に大きくなっていくイメージです。

まずは、面白そうな企画を作り自主制作した番組をテレビではなくインターネット上に配信してみてはいかかでしょうか。

そんな力試しができるいま、ネット上の反応次第ではテレビメディアに参入することも十分に可能です。

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