コロナ禍の影響により、美術館や博物館などの臨時休館が相次いでいた2020年の上半期。
多くの人々が、せっかくの休日に外出することができず、ストレスが溜まる毎日を過ごしていました。
夏場が過ぎ、少しずつ外出の機会も増えはじめたことで、人々は日常の生活を取り戻しつつありましたが、冬場に入り再びコロナウィルスはパンデミックの様相をみせています。
そこで今回は、外出しなくてもオンラインを通じて、パソコンやスマホで世界中の芸術作品を楽しめる美術館や博物館を紹介したいと思います。
日本の美術館や博物館
東京国立博物館(東京)
東京国立博物館は、1872年に始まり、日本で最も長い歴史を持つ博物館です。
国宝89件を含む11万7000件以上を収蔵する日本でも屈指の博物館の中をオンラインで散策できます。
東京国立近代美術館(東京)
東京国立博物館は、明治時代の後期から現代まで、日本近代化のなかで生まれた数多くの絵画や彫刻、写真などを所蔵する、日本で最初にできた国立美術館です。
国立西洋美術館(東京)
国立西洋美術館は、明治期の実業家である松方幸次郎のコレクションを基礎にし、西洋美術作品を数多く所蔵している国立西洋美術館です。
京都国立博物館(京都)
京都国立博物館は、主に平安時代から江戸時代にかけての京文化を作り上げた美術作品や文化財を中心に所蔵しています。8000件を超える所蔵品の中には、国宝が29件、重要文化財が196件含まれており、関西屈指の博物館をゆっくりと散策できます。
大原美術館(岡山)
大原美術館は、人気観光スポットである岡山県の倉敷美観地区の風景と合わせ、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ピカソ、ルソーなど、近現代を代表する西洋美術の巨匠作品を鑑賞できます。
世界の美術館や博物館
大英博物館(イギリス・ロンドン)
大英博物館は、エジプトのミイラやイースター島のモアイ像など、古今東西のあらゆる収蔵品を有した博物館です。その広さは、一日では回りきれないと言われるほど。そんな博物館をいつでも鑑賞できます。
グッゲンハイム美術館(アメリカ・ニューヨーク)
グッゲンハイム美術館は、螺旋状に造られた建物が特徴的。数多くの近現代アート作品を鑑賞できます。
オルセー美術館(フランス・パリ)
オルセー美術館は、二月革命が起こった1848年から第一次世界対戦が勃発した1914年までの期間の作品を収蔵しています。ミレーやゴッホといった世界的な有名作をじっくり鑑賞できます。
このように、いまでは自宅のリビングにいながらにして、世界中の名だたる博物館や美術館の作品をオンラインで鑑賞することができます。
コロナ禍で外出すら満足にできない今、自宅で思う存分に芸術鑑賞するのはいかがでしょうか。
オンラインでの鑑賞の良いところは、ウィルス感染の心配がないというだけではありません。当然ながら、旅費も入館料も必要ありませんし、小さなお子様がいても安心です。
休日や平日、昼夜を問わず、24時間いつでもアクセスできて、ひとつの作品を見る時間に制限もありません。気に入った作品の詳細をその場で検索して日本語で調べたり、解説文だってじっくりと自分のペースで読むことが可能です。
新型コロナウイルス蔓延の影響で、私たちの生活は激変しました。これまではあたり前のようにできていた娯楽や旅行など、自由に活動できなくなってしまったことがたくさんあります。しかしその反対に、これまでできなかった思いもよらないことが、簡単にできるようにもなっているのです。
ぜひオンライン美術館を利用して、これまで美術館にいけなかった方はもちろん、興味の無かった方も、ぜひこの機会にオンライン美術館の鑑賞をしてみて下さい。きっと新しいエンターテインメントのコンテンツに出会えるはずですよ。