ライブ・エンターテイメントに未来はあるのか!コロナショックにおけるライブ産業への影響と今後のあり方を考える

コロナショックによる経済危機が思いのほか長引いているいま、ライブ・エンターテインメントへの影響は底知れぬ打撃を与えています。

 

ライブ・エンターテインメントとは、ライブ(生)の現場でオーディエンスにサービスを提供するもので、音楽全般のコンサートや演劇、漫才や落語、スポーツ観戦など幅広く行われているエンターテインメントを指します。

 

このようなライブ・エンターテインメントは、コロナ禍によって、ほぼすべてが無観客、中止や延期を余儀なくされています。このままの状態が続けば、日本だけでなく世界中のエンターテインメントに関わる人が職を失い、娯楽そのものが衰退してしまうことでしょう。

 

スポーツ界や音楽界のスーパースター、ハリウッドスターでも、活動ができずに需要がなければ仕事がありません。

 

そこで今回は、このような未曾有のコロナショックのなか、ライブ・エンターテインメント業界はどの様な道を模索すべきかを考えていきましょう。

 

 

第1章 スターたちの戦い

 

2020年のコロナショックによって、芸能界、アーティスト、スポーツ選手といったさまざまなジャンルのスターたちが、インターネットを駆使しSNSや動画配信などで、自らの熱い思いをメッセージとしてファンに伝えました。ある時は歌に乗せて。ある時はスポーツのレッスンをしたり。他にも合唱を呼びかけたり、〇〇リレーとかさまざまなことにチャレンジする機会を発信していました。

 

幸いにして、現在ではこのようなリアルなライブ配信が可能であり、リアルタイムでなくてもSNSでオーディエンスやファンと繋がれるコンテンツが多数あります。もしかすると、今まで以上に、各方面のスターとの距離が身近に感じた人も多かったかもしれません。

 

しかし、このようなライブ・エンターテインメントは非常に多くのスタッフ関係者が関わることで成り立っているという現実を見過ごすことは出来ません。次に、そのような裏方への影響を考えていきましょう。

 

 

第2章 ライブ・エンターテインメント産業の裏方

 

コロナ禍のなかで、非常に多くのジャンルのスターたちが、個々に思いおもいのパフォーマンスをオンラインで提供したことは前章で触れました。

 

しかし、本当にライブ産業を支えているのはこれらのスターではありません。ライブ会場や現場を仕切る運営会社、広くはその周辺の飲食店や交通インフラも含まれてきます。

それほどまでに多くの人々が関わり、成り立っているのがライブ・エンターテインメント産業なのです。

 

芸能人やアーティスト、スポーツ選手などは一時期のプレーができなくてもいずれは復活します。しかし現場サイドで働く裏方には、必要な経費を負担できずに倒産したり廃業するという事態が相次いでいます。

 

このような事態を打開する方法はあるのでしょうか?

 

 

第3章 これからのエンターテインメント産業のあり方と存在意義

 

現実的には、これまでのようなライブ・エンターテインメントが今後も続くことは困難といえるでしょう。なぜならこのコロナショックを機に、社会全体規模で瞬く間に仕事や生活のエンターテインメントへの接し方が変わったからです。

戦争以外では中止されたことのないオリンピックやスポーツイベントの延期や中止が相次ぎ、今までは行われることが当たり前だった行事もなくなりました。これは、ライブ・エンターテインメントが我々の生活からなくなるとどうなるのかを現実に体験したということなのです。歴史ある祭事までが中止されるいま、エンターテインメントの生活面での重要性は著しく低下したとしか考えられないのです。

 

今後、ライブ・エンターテインメントのオンライン化は避けられず、さらにオーディエンスの好みによって細分化されて行くことでしょう。このような時代の流れは必ず起こることで、逆らうことはできません。今できること、そしてオーディエンスが求める元を掴み提供できる体制を創った者が、今後のライブ・エンターテインメント界をリードしていくことになるでしょう。

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