バーチャルルームを手軽に作れる!そんなサービスのメリットとは?

 

 

バーチャルルームとは、ユーザーが仮想空間上でルームを作成し、そのプラットフォーム上でイベントを開催したり参加できるツールです。このサービスを利用すれば、イベント会場の場所を選ぶことなく、どんな場所でもオンライン上に仮想空間の背景を作り出すことができます。

 

このようなプラットフォームを利用すれば、本来定められた場所以外でも、ロケーションを気にすることなくセミナーやミーティング、ライブなどを自由に行うことができますし、そこに参加することも可能になります。基本的には、自分自身はリアルな映像で参加するのでバーチャルとリアルの中間的なイメージを想像していただくと分かりやすいでしょう。

 

この手法は以前から行われており、コロナ禍においてはテレビ番組でもソーシャルディスタンスを感じさせない映像加工に便利なため、特に多用しているところを目にします。

 

今回は、そんなバーチャルルームを使うことのメリットについて考察してみましょう。

 

バーチャルルームでイベントを開催するメリット

 

人件費の削減

バーチャルルームでイベントを行うにあたっては、その準備への圧倒的な経費の削減が見込めます。リアルな会場でのイベント開催には、観客の誘導や警備、会場の設営の準備と撤収、演出などの人的なコストが莫大に必要です。それと比べ、バーチャルの場ではそのほとんどの人員コストが削減ができます。もちろん、リアルライブのような観客を入れないイベントになるので、余程の人気コンテンツでないとオーディエンスを集めることが難しいかもしれませんが、コロナ禍で大型イベントの開催見通しがつきにくい現状では、このようなコストのリスクを軽減できる大きな武器ともいえるでしょう。

 

場所と機材の費用を削減

リアルな現場では、他のイベントとの日程を調整することにより、場所を確保するにもリスクが伴います。イベントの開催にあたっては日程がバッティングすることが多く、ライブ会場のスケジュールの確保には悩まされます。当然人気のある週末や祝日には場所を確保するためのコストも高額になるため、その費用確保も大変です。また、機材代や設営費用と時間にも大きなコストがかかります。イベント終了後の撤収作業にも時間と労力が倍以上必要で、総コストは莫大になります。

 

現実ではあり得ない演出が可能

そしてバーチャルルームの大きなメリットとして、イベントを開催している最中でも柔軟に演出を変更することが容易なことがあります。バーチャル空間では、視聴者の反応を見ながら演出をコントロールできるという優位性があります。これはオンライオンプラットフォームが最も得意とするトライアンドエラーが可能で、盛り上がりが頂点に達するタイミングで花火や紙吹雪を舞わせるなど、演出で空間を盛り上げることをテストなしに、いつでも何度でも行うことができるのです。このように、バーチャルの空間においては、いつでもどこでもゲーム画面のような壮大な演出が可能です。出演者が空を飛ぶことや、瞬時に別の場所にトリップしたり。バーチャル空間の背景を一瞬にして変えることで、リアルでは決して実現することができない演出を簡単に行うことも可能で、そこには想像を超えた価値を期待できます。

 

顧客データを管理できる

バーチャルイベントの最大のメリットは、ここまでに説明したコストの削減が1番の要因ではありません。じつは顧客情報の取得と管理が容易であるという点にあるのです。

例えば、ライブなどのイベントを視聴した回数や時間、来場者の年齢や性別といった情報など、詳細なデータを取得することが容易にできます。

物理的なイベントでは、チケット販売時のデータレベルがしか無いため、取得できる情報は限られてしまいます。しかし、バーチャルイベントでは来場者のデータや行動に至るすべて把握することが可能なのです。バーチャルイベントで得られる情報は、その後のマーケティングにおいても大いに役立てることができ、次回のイベントを成功に導くビッグデータになるのです。

 

このように、バーチャルルームを利用したイベントでは、経費の削減とともに、リアルイベントでは入手できないデータを手に入れることができることがわかりました。このようなでーたは、イベントを開催する主催者だけでなく、参加するタレントのマーケティングにも絶大な武器となります。コロナ禍だからこそ、より注目されるという皮肉な状況ではありますが、今後はリアルイベントとバーチャルルームを使ったイベントをミックスして行い、その成功確率を上げるという手法もスタンダードになる日が近いのかもしれません。

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