eスポーツの観戦が変わる!VRの導入で大会規模と賞金が倍増するその理由とは?

 

新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインでできることへの関心が日本だけでなく世界中で高まっています。

 

日本では緊急事態宣言が発令されて以降、自宅で過ごす人が急激に増えています。そこで各業界の著名人がオンラインで対戦ゲームに挑戦するなど、エンターテインメントとしてのゲームコンテンツやeスポーツに脚光が集まっています。

 

しかしゲームコンテンツのひとつでもあるeスポーツ業界では、主だった大会やイベントが中止され、その業界への影響は決して小さくありません。

 

そんな中、最新のVR技術によってeスポーツに新たな可能性を見出そうという動きが見られます。

 

そこで今回は、eスポーツと最新VR技術の融合で今後のeスポーツが大きく変わる、という話をしてみたいと思います。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。 

 

 

eスポーツのプレイヤーとVRの現状

 

 そもそもVRという技術は、医療をはじめとする様々な分野ですでに大活躍しています。VRは仮想空間を得意とするその特徴から、エンターテインメントコンテンツとの相性がも非常に良いと考えられています。実際、すでにゲーム専用の機器も開発されており、VRに特化した商品も多数販売されています。

 

ただゲーム業界においては、VRの開発が盛んなコンテンツはソロのプレイヤーに向けた商品が多く、eスポーツに向いている物はそれほど多くありません。まだまだ発展途上というのが現状です。

 

現在すでにeスポーツでプレイされているVR以外のコンテンツが多数あり、VR専用のデバイスがあまり普及していない今、あえてリスクのあるVRコンテンツに注力しなくてもよいというのがその理由かもしれません。

 

 

eスポーツオーディエンスとVRのこれから

 

上記の理由以外にも、VRがeスポーツのプレイヤー目線で見ると「画面酔いしやすい」というリスクがあります。しかしオーディエンス側から見ると、その景色は一変するでしょう。そもそもeスポーツはリモートで観戦されることが多く、その臨場感の物足りなさが問題点としてありました。

 

最新のVR技術を使えば、その問題点が解消されるだけではなく、新たなスポーツ観戦の枠組みが出来上がる可能性を秘めているのです。

 

そもそも、いま行われているeスポーツのイベントはそのほとんどが東京や横浜などで開催されており、首都圏の一極集中型の環境が問題視されています。しかし、VRでの観戦であれば日本だけでなく、世界中のどこからでも好きなeスポーツのタイトルや選手の試合をより身近に観戦することができます。また、その新しい体験が次なるユーザーを呼び、これからのeスポーツ人気の拡大にも繋がるのです。

スポーツやゲームに限らず、どの産業においてもファンの獲得と拡大は不可欠。ファンが多くなれば、それだけ大きなスポンサーを獲得できますし、その数も多くなります。これは、ゲーム業界全体の市場が拡大するということです。

 

VRでの観戦では、これまでにはない角度からの視聴が可能になります。野球ゲームのeスポーツであれば、実際のスタジアムの座席からプロ野球やメジャーリーグを観るような視点で観戦できたり、グラウンドレベルでの選手目線からの視聴も可能になります。また、F1のカーレースゲームであれば、自分が贔屓にするドライバーのシート目線でレースを楽しむという新しいコンテンツも容易に出来上がります。

 

現在は世界的に集客イベントを開催することが難しい状態です。そこでは、いろいろな新しい技術を用いたオンラインでの遠隔イベントが開催され、その方法に注目が集まるでしょう。

 

そして、オフラインでの大規模なイベントが開催可能になるまでには恐らく相当な時間を要することでしょう。この空白期間を無駄にしないためにも、最新のVR技術をさらに磨き、eスポーツの観戦の新しい手法としてVRを普及させるチャンスにするべきなのです。

 

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